今月は、バナナをテーマに食育遊びを行いました。
《バナナ》について
バナナに種がないのは「栄養生殖」のため
そもそも、バナナには種がないのをご存知ですか?通常、果物や野菜は種の入った果実を作ることで、次の世代にバトンを渡しますよね。では、バナナに種がない理由はなんなのでしょうか。それは、バナナが「栄養生殖」をするからです。
栄養生殖とは、茎や根・葉といった一部分を植え付けると、再びその個体が形成される生殖の方法です。栄養生殖をする食べ物は、ジャガイモやトマトが代表的で、他にも種なしぶどうも同様の増え方をします。種なしバナナの増やし方では、茎の根元の脇から出てくる新芽を使って、次の代のバナナを育てるそうです。
バナナは赤ちゃんの離乳食にもおすすめ
離乳食では、炭水化物の多いバナナは主食とみなされ、離乳食がはじまる生後5~6カ月から、加熱してペースト状にすることで食べることができます。(しかし、バナナはアレルギーを起こす可能性がありますので、最初に与えるときには他の食品と混ぜずに一口から試しましょう)
赤ちゃんに与えるバナナの量は、初期ではスプーン一杯分、中期では20~30g、後期では30~40gとされます。また、中期以後の離乳食では他の食材も取っていくことが重要で、バナナと芋、バナナと豆腐といった組み合わせも人気です。
バナナを毎日食べるメリットと注意点
バナナを日常的に食べることで得られる主なメリットと注意点を以下にまとめました。健康維持の参考にしてください。
メリット | 注意点 |
エネルギー補給が素早くできる | 糖分が多いため、糖尿病や肥満の方は注意 |
便秘解消をサポート | 食べ過ぎると下痢を引き起こす可能性 |
カリウムで血圧を安定 | 腎臓病の方はカリウム過剰に注意 |
《皮むき体験》
日頃からバナナは食べ慣れている食品ですが、今回の食育遊びの皮むき体験では、興味深々の様子でした。
まずは、匂いを嗅いで♪ 次に皮をむくために切れ目をつまみ皮をむき始める子や保育者と一緒に挑戦してみる子など、
自分で皮をむいて食べることが嬉しいようで、おかわりを確認するほどでした♪